日本人の市場価値
最近感じている、言い知れぬ不安感に通じるものがあるかと思うのですが、日本人の市場価値は、グローバルで見るとかなり低いのではないかと思っています。
直近、アジア・アフリカを中心に途上国で起業している方にお会いしたりSkypeでお話させて頂く機会が多いのですが、皆さん口を揃えて、「日本人は雇用したくない」とおっしゃいます。
何故かと言うと、
①そもそも賃金がめっちゃ高い
②語学に疎い
③現地での環境に慣れてない・人脈がない
と言った理由が多いようです。
まず①ですが、例えば、アフリカでまぁまぁ経済の発展しているケニアでは、4大卒のホワイトカラーの従業員の賃金は(日本円で)2~3万円、多くても4~5万円です。
それに対し、日本人は30~40万円。
これに渡航費や住居手当、様々な福利厚生など考えると、なんとコスパの悪いことか。。
続いて②については言わずもがなですが、英語をビジネスの場で話せる日本人は多くありません。(自分も全然話せないんですが。。笑)
最近は語学留学などのサービスも多いですが、それでもマジョリティでは無い気がします。
③に関してはその言葉通りなのですが、そもそもの環境変化にまずは慣れなくてはいけないし、小さい頃から現地で育ってきて、それに伴う人脈もセットで形成している現地人に比べれば、日本からノコノコやってくる日本人のなんと価値の低いことか。
とは言っても、現時点では僕も上記の①~③にガッツリ該当しているので何も言えないのですが、、、
これからのグローバル市場では、
『目指すべき成果』
があって、
『それに対して一時的・部分的な雇用のニーズ』
があり、
『自分が提供できる価値(もちろんグローバル基準で評価できるもの)を提供する』
スタイルが主流になっていくのだと思います。
(※雇用の切り売りのようなイメージ)
今の日本の雇用形態も、今後5~10年の間に確実に崩れていくと思いますが、あくまで「日本」という閉鎖された市場で「日本語」に堪能な人種だから今の給与が支払われているだけだと思います。
これからどうしようもなく入ってくるグローバル経済・発展途上国の成長には抗えないので、そうなった時に、今の大企業や日本という市場で安住しているビジネスマンには、どんどん価値がなくなっていくのではないかと思います。
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