教育について

昨日は、同じ早稲田のスキーサークルで戦った同期で、今は保育関連のNPO的な活動をしている仲間と飲みました。彼とは何度も会っていて僕の近況も共有しているので、アフリカ関連の話もしていますが、今回は教育についての話が割りと白熱しました。



大枠の結論としては、

『今後の教師の仕事は、単純に勉学を教える事ではなく、自分の生き様を魅せる仕事になる』と言ったものです。


ここにはITとかAIの技術の話も加わってくるんですが、勉強という意味での機能も、今後は機械が代替して行く世界になると思うんですよね。(※人間そっくりのAndroidロボットが教える、とかそう言うぶっ飛んだ未来的な話では無いです。。)例えば、デバイス(タブレットなど)は全生徒所持するのが当然の流れになって行くでしょう。各教科の教育アプリが作られるようになり、ノートや教科書などの紙媒体は無くなっていくんじゃないでしょうか。


アプリがダウンロードされると、今度は機械学習によって、「この生徒はこの科目のこの部分が苦手だな」みたく勝手にデータ分析されて、苦手と得意のそれぞれに応じて個別カスタマイズされたカリキュラムで、生徒は勝手に勉強して行くみたいな世界観。


あとは、教育レベルの標準化とか。有形・無形に関わらず、すべての事象がシェアされていく時代になるというのはずっと思ってまして。教育も一緒で、各生徒の分析された思考パターンとかがシェアされて行く時代になるのではないかと。


どういう事かというと、例えば、Aくんの苦手領域に強いBさんの解き方がアプリ上でレコメンドされるとか、誰かのイケてる応用した解き方とかが教育SNSみたいのを使ってシェアされていくイメージです。(◯◯くんの解き方・□□ちゃんの解き方、みたいなのが各問題の横に表示されるようになって、他の生徒がタブレットでそれを見て、ふむふむ、って理解を深めて行く感じ)



そうなってくると、教師が果たす役割ってまた変わってくるはずなんですよね。(教育に限らず)機械とかに再現可能なやり方は今後どんどん価値が無くなっていく。代わりに、他の誰にも代替できない、「その人自身の生き様を売りにする」授業みたいのがウケるはず。


僕もITの世界からアフリカに行くという変な経歴になりますが、例えば、そんな人間が期間限定で教師になって教えるみたいな感じです。よくTV番組とかで「オトナの学校」みたいなのあると思いますが、そんな『オモロイ人が代わる代わる教鞭を握る』みたいな世界になるんじゃないかと。



そう考えると、これからの時代の教育ってワクワクします。逆に、そうなった時に最低レベルの教育水準さえ受けられない貧困層とかがあるのはとても胸が痛むことです。

というか、そんな理不尽な状況が納得できません。

だから、そこを今から変えて行きたいと思います。

教育とかインフラって凄く大枠の話なので、ココに携わるコトって凄くハードル高いと思うんですが、いつかは踏み込んで行きたい領域だという想いが改めて強くなった夜でした。

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