電子マネー(仮想通貨)の必要性
昨日は、アフリカで自動車輸出入を生業としているビィフォワードという会社のセミナーに行ってきました。
http://toyokeizai.net/sp/africa2016/
バーターでDMM.Africaの文脈で亀山会長も登壇していて、片桐さんへの社長指名のタイムリーな話もあったので面白かったです。
もちろんセミナーの論点は自動車などの事業に関するものなのですが、僕が気になったのは『電子マネー』の方です。
こちらは、割りと亀山さんの方がキーワードとして登壇中しきりに出していた気がします。
そもそも現地の人の所得だと銀行口座が持てなかったりするので、預金する感覚が無いようです。
なので、みんな電子カードに貯金するイメージ。
ペイメントの部分で、銀行口座を持たない人の市場を電子マネーの切り口で超上流の概念からガサッと抑えるのが有効だと。
ジンバブエなんかの国はインフレとか自国の通貨が信用できないから別の電子マネーが流行った経緯があるそうです。
これに紐づく形で、最近は『ビットコイン(BitCoin)』がとても流行って来ている気がします。
一部のアーリーアダプターは既に飛びついていて、市場も既に大きい。
上記のイベント後に続けてビットコインのイベントに行ってきたのですが、確かにと納得する部分が多かったです。
そもそものところで言うと、これだけネットが普及して色々と電子化されている中で、
電話 ⇒ Skype
手紙 ⇒ e-mail
通貨 ⇒ ???
と、唯一、通貨は各国で違い未だに紙のものが主流になっている、と。(ちょっとコレは違う気もするけど)
ビットコインに関しては、実はゲーム市場にも導入されている実績があって、確実にその裾野は広がっているようです。
▼ビットコイン相場、1000ドル台を回復 ジンガの決済導入が後押しか
http://www.afpbb.com/articles/-/3006086
最近のアメリカでのStartupのムーブメントは、SiliconValleyからLasVegasへと緩やかに移行していると聞きましたが、LasVegasには既にビットコイン専用のATMがあるそうです。
現地のエンジニアなんかは、給料の20-30%をビットコインで貯金しているとか。
ただ、ビットコインの有用性は先進国だけではなく、むしろ途上国で発揮されます。
例えば海外からの送金です。
やはり貧困地域などはあるため、そこから海外へ出稼ぎに出たディアスポラたちが、自国に仕送りをします。
ただ、その時の送金手数料が地味に高いわけですね。
ビットコインの場合、手数料が超安いので断然おトクです。(通常は5000円とかに対して20円とかの世界観)
Amazonとかは決済手数料に26億ドル/年を使っているとか聞いたんですが、それがすべて代替できたらインパクトがヤバいですよね。
また、ビットコインでは超少額の支払いが可能とのことで、1円以下の決済も可能らしいです。(1億分の1まで分割して取引可能)
クレカ決済は最低でも100円以上からなので、それを考えるとめっちゃ便利ですよね。
例えば、この仕組みであれば、例えば応援したい人へのFacebook投稿いいね!では、1いいね!を0.01円で募金できる、みたいな。
非常にマイクロな単位でファンディングができる世界観です。
これは聞いていて単純に面白かったです。
常に途上国では資金調達の問題を抱えているので、こういったソリューションが出てくるのは非常にいいことですね。
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