第1回 SEED Business FORUM
昨日はボーダレスジャパンさんの主催するイベントに参加。
▼第1回 SEED Business FORUM
https://www.borderless-japan.com/seed/forum/15050/
途上国向けの社会性のあるSEED期のStartupに対して、会社を挙げて支援をしていった結果こうなりました、っていうシェアイベントでした。
どの事業も素晴らしく意義深いのですが、僕が汲み取ったポイントは主に以下2点。
①志の大切さ
日本で起業するStartupもそうだけど、特にこういった社会性を帯びたビジネスって『志』が大切だよね、という話。
インフラ環境が整ってないとか、スラム街だったりとかどうしようもない貧困地域だったりとか、ただでさえ先進国よりも条件は悪いわけで。
そんな中で大切なのは、「ここのマーケットは白地があるから儲かりますよ」とかっていう賢いマーケティングの話とかはどうでもいいのだ、と。
変な話、過酷な世界に首を突っ込むわけなので、お金儲けで考えたらけっこう萎えちゃうらしいんですよね。
これは僕も同感です。
また、「マーケティング知識必要なんですか?」とか、「事業戦略の描き方って途上国ではどうすればいいのですか?」みたいな質問が多いらしいですが、それも瑣末な話で。
結局、僕のアフリカ行きのように、アホみたく自分の情熱を周りに語っていれば、それに同調してくれるProfessionalがいるわけで。
そう言う人たちが勝手に集まってくるので、それはもう任せちゃいましょう、って話。これも納得でした。
②ロールモデルになること
最後のQ&Aの時間で、「現状の事業だけでは救いきれない人たちがどうしても存在すると思いますが、そのジレンマはどうしてますか?」
という質問がありました。
もちろん、世界に70億人以上の人間がいて、貧困とか諸々で苦しんでるすべての人を救うことなんてできません。
ただ、そんな切り捨てて考えることもできないから社会事業に飛び込んでる訳なのだけど、結構それって苦しくないですか?みたいな質問だったかと。
これって結構残酷な質問ですよね。。笑
ただ、これに対する代表の田口さんの回答はまさに僕も今考えている内容そのままでした。
要するに、「ヒト一人の時間や能力は有限なんだから、みんなが真似したいと思えるようなロールモデルになれるかどうかが大事だよね」、という話です。
みんながみんな、softbankの孫さんみたくはなれません。
どっちかって言うと、マジョリティはそんな大掛かりな仕掛けはできないんです。
でも、すごく小さな事業でもいいから、踏み出して素晴らしい事業に育て上げて、それを見た人に「あ、俺も同じような人間になれるかも」とか思わせちゃったら勝ちですよね。
このロールモデルの話はまさにでした。
僕もサイバーエージェントというIT企業からアフリカという途上国へ何も持たずに飛び出す訳ですが、そういう人間が簡単に成功しちゃったりしたら、後から続く若者の良い道標になると思うわけです。
まだ何も成していない、と言うか、現地に行ってすら無いわけですが、そんな青臭いビジョンを掲げてこれからも生きて行きたいと思っています。
0コメント