Digital Grid Inc. 採用説明会

先日、タンザニアで無電化地域への電力供給事業をメインにされているDigitalGrid社の採用説明会が東大でありお手伝いして来ました。

先日、JICAから3億円の資金調達を受けた事でも有名な企業です。

http://thebridge.jp/2016/10/wassha-fundraises-3-million-from-jica


1) 新規事業・経営企画

2) ソフトウェアエンジニア

3) 長期インターン(学生/社会人、原則6か月以上)

と募集されているようなので、ご興味ある方はぜひ。


現在、世界の未電化地域の市場は約12億人とのことですが、そのうち6.34億人がアフリカのようです。ポテンシャルめっちゃありますね。

DG社が注力しているエリアのタンザニアに限って言えば、人口4800万人に対し、電化地域は24%のみだそうで。それも、都市部は電化地域71%なのに対し、田舎は電化地域はたったの4%とのこと。

当然といえば当然ですが、田舎にインフラを届ける事業はとても大切です。

現在DG社では、800箇所のキオスクに販路を拡大しており、エンドユーザーが既に100万人ほどいるのだそうです。

(↓ちょっとデータ時期が違うけど)

また、今回は「採用説明会」という趣旨でのイベントだったわですが、DG社側の採用基準として仰っていた部分で印象に残ったのは、『柔軟性』と『主体性』です。

とかく、アフリカでは日々色々な事が起こり得ます。そんな事態に対しても、「あり得ない。自分にはそんなの無理だ。」と思考停止してしまう人ではなく、臨機応変に対応できる人。また、言われた事だけに留まらず、自分がやりたいとか興味を持ってる分野には積極的に介入していくような主体性も大切なのだと。


これは、日本でもベンチャー企業とかでは良く言われている事ですね。サイバーエージェントでもそうでしたが、伸びている市場では常に想定外の事が起こります。

まぁピンチがチャンスとはよく言ったものですが、そこでいかに柔軟に自主的に動けるかでその人間の価値が問われるところです。武者修行の場として、これからの学生にとってアフリカはちょうど良いかもしれません(笑

また、事業の方向性のところで印象的だったお話として、「レピュテーションを含めた販路を持つことの強み」を感じました。

基本的には、彼らのビジネスモデルとしては、現地の各農村部に必ずあるような小売店であるキオスク(日本で言うコンビニのようなもの)に、いかに信頼できる人間を置いておけるかが重要になってきます。

エリアを拡大する際には、まず事前に営業が集落の各キオスクを周って、オーナーに質問をして周るそうです。30問ほどで、現状の収入規模、売上の管理、帳簿付けてるか…etcをしてみて、その結果を集計し、それらの回答能力に応じて取引に進めるかどうかの判断をしているのだとか。

例えば、1箇所の村に対して、1ヶ月ほどかけて営業員が周り、結果として100拠点ほどのキオスクに導入するようなペースらしいです。(質問に周るキオスク自体は200~300箇所)


今後の事業の方向性についての役員合宿も年始に行ったそうですが、こういったリアルの販売チャネルを、しかも信頼できる人間で固められていると言うのは非常に大きなメリットだと思います。

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