University of Nairobi
お世話になっているAirB&Bの家主さんがナイロビ大学に勤めているツテで、見学に行かせてもらえる機会が頂けました。
実際にお世話になっていた宿からは、徒歩で15分ほど。途中で、治安が危ないと言われている公園脇を2つ抜けるのですが、日中だったので歩きで移動することに。
首都のナイロビからもすぐ近くの距離で、結構広めの敷地に色々な建物が点在しているのですが、僕が行ったのは Arts and Design の学部のある建物。(家主の勤め先がココだったので)
メインの建物がある敷地からは、UhuruHighwayという幹線道路を挟んで向かいのところに立地しているため、これだけで見ると割りと小じんまりして見えます。
僕が行ったのは平日の11時くらいだったので、ほとんどの生徒は授業中のために敷地内にあまり生徒がいないのかと思ったのですが(日本だと授業時間に関係なくキャンパスに人が溢れてるイメージ)、どうやらその日は学生ストライキがあったようです。
授業内容の乏しさに対してや、教授への不満などから、結構こちらでは頻繁にあるのだとか。。その日だけでなく、こうしたストライキはしばらく続くそうです。
ただ、僕にとってはラッキーで、おかげで家主さんと仲の良いある1人の教授を紹介してもらうことができました。彼も Arts and Design学部の所属の教授で、セラミックの技術を日本に15年ほど前に学びに来た経験があるそうです。(名古屋とか九州とか御茶ノ水とか、彼が行ったことのある日本の地名が出てきて一気に親近感が湧きました笑)
美術・デザイン系の学部なので、彼の場合は陶器を作る授業を行っています。
学部近くのアトリエも見せてもらいました。パッと見は掘っ立て小屋のような感じで、「仮にも首都にある大学の教授がこんなとこでやってるのか~」とちょっとガッカリしました(日本の大学の綺麗な建物とかをちょっと想像していたので)が、機材の揃え方が凄かったです。
陶器の生成やらなんちゃらに使う機材が、全てゼロから自分で資材を集めて作ったのだとか。日本に留学に学びに来た際に技術を習得したそうです。
アトリエの外にはカマドが建っていて、生徒の作品などはそこで焼かれて仕上げられます。
面白かったのは、カマドで焼く際に使う燃料はrice husk(籾殻-もみがら)を使っていました。これも日本で米の文化などを学んでいるうちに習得したそうですが、既存の燃料で焼くよりも費用を1/3ほどに抑えられるのでコスパ最高なのだとか。
次の予定との兼ね合いで、2時間ほどしか大学にはいられなかったのですが、また改めて彼のアトリエに行って、色々と他の事も調査してみたいと思います。
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