ルワンダオフショア開発
今はウガンダにいますが、ルワンダでオフショア開発をされていらっしゃるWiredInと言う会社の田中社長がルワンダに訪問されていると言うのを聞きつけて、急遽土日の弾丸でルワンダにお会いしに行ってきました。
ルワンダの現地法人とは別に、日本ではレックスバートと言う名前で起業もされており、こちらの方が日本人には有名かもしれません。
WiredInに関しては、社員は全てルワンダ人で構成されており、日本で偶然会ったルワンダ人の信頼できるパートナーと始めたとのことです。扱う言語の領域としては、RubyやPHPなどが主流です。
課題感として、やはり現地人のマネジメントを懸念されてらっしゃいましたが、やはり現地の事は現地の人に任せた方が良さそう、との結論から、あまり介入はしないようにして任せているスタイルを取っているのだとか。(自分たちはあくまで現地人の方の自立のお手伝いと言う立ち位置)
オフショア開発を基軸にした事業領域を扱っていますが、これは国策であるルワンダが推進している方針にもかなっており、IT立国を謳っているルワンダにはとても有効なビジネスだと思います。まだまだ不整備な部分は多いですが、やはりITスキルの高いルワンダ人は多い印象ですし、つい最近古巣のCyberAgentグループのCATeckKidsがプログラミング教室を遠隔で繋いで実施していた事も記憶に新しいところです。
また、開発中のサービスの中で「Ohereza」と言うライドシェア系アプリのお話があるのですが(Web上で概要をご覧になれます)、これはビジネスとしては面白そうな領域です。
http://www.rexvirt.com/wp-content/uploads/2014/05/itweek2013_rexvirt.pdf
アジア圏ではGojekやGrabが既にマーケットを席巻し始めていますが、アフリカはまだこれから、という印象ですので、十分に白地を取りに行くチャンスはあり得ます。
懸念としては、既存のSafe Motoと言う二輪バイクタクシー向けStartUpが上手くいっていないのが気がかりではあります。人口1100万人と言うマーケットの狭さと、丘陵地帯と言う立地問題、マーケットの未熟さなど課題は山積しています。
また、この手の「マーケットを抑える」必要があるサービスは、拡散(バイラル)のさせかたが重要だと思っていますが、アフリカでは確率した広告手法があまり多くありません。
今のところ広告面で言うとラジオ・新聞がメインで、TVはほぼ通じませんし、Degital領域はやはりまだまだ先な気がします。(ただしFacebook広告は可能性がありそうですが)
Marketingの考えにもなってきますが、有象無象にいるバイクタクシーのドライバーたちが、彼らが進んでインストールして使いたくなるような座組を徹底的に現地に寄り添って考え抜く必要があると思っています。
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