ABEイニシアチブ
友人の紹介で、ABEイニシアチブの施策で来日している、南スーダンとセネガルの留学生(と言っても30代と40代)と食事をしてきました。
特に南スーダンに関しては独立してまだ5年のため、土木関連の伸びしろが大きいという話は面白かったです。
国もまだ独立後の発展途中にあるため、そもそものインフラ開発などに手が回っていない状態とのこと。
なので、今後南スーダンでビジネスを始めるなら、
・建設業
・土木関連の設備製作
・セメント業
などの事業はポテンシャルが十分あるそうです。
ただ、他の途上国同様に、やはり課題は多いようです。
例えば、アフリカは未開農地が多い(その分、食料自給率が低い)というのは良く聞く話ですが、南スーダンは肥沃な土地が有り余ってるそうです。
そういう意味では、農業関連も伸びしろMAXなのですが、
・灌漑施設の不足
・雨季の雨量を活かし切れてない
・農業機材が高価
・マーケットまでの道路(交通網)が未整備
などの課題があって、なかなか手が付けられていないとのこと。
ただ既に国からの取り組みは始まっているようで、特に高価な農業機械などに関しては支援策があるようです。
例えば、Agricultural Crusher Machineと言われる農業機械などは、政府から価格の50%の支援があり、残りの50%を銀行が融資してくれるのだとか。
とは言え、元々がとても高いので一般ユーザーには手が出ないらしいんです。。
こうした大規模なプロジェクトって、一人でやる必要ないので、割賦方式でiPhoneの支払いみたく毎月の支払コストに分散するとかありだと思うんですよね。
恐らくそこで問題になるのが、その人の信用問題だったり支払い能力だったりすると思うので、民間でここにビジネス参入するとしたら、50%の銀行融資への返済の肩代わりは企業側でやり、その回収も企業が行うとか。
うまく政府側を巻き込む必要ありますが。
以前のイベントでマイクロファイナンス(保険)の話もありましたが、個々でこの機材の支払いを請け負うのではなく、集落(20~30人とか)単位で割り振ってしまって、各チームに1台ずつ割り当てる(その分壊してしまった時などは連帯責任)形にするのも有りかなと思いました。
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