インキュベーションセンター

ルワンダのインキュベーションセンターと言われるkLabにお邪魔して来ました。ビルのワンフロアを使ったコワーキングスペースのような場所です。

http://klab.rw/

ケニアでも似たようなスペースがあり、iHubと言われているコワーキングスペースで、そこにもお邪魔して来ました。

https://ihub.co.ke/

中の様子や輩出企業など、詳細な情報はルワンダ協力隊の竹田さんが丁寧に纏められているので、それを引用させて頂いて割愛。


ここでは「途上国におけるスタートアップの難しさ」について。

一番の問題は、やはり『お金』です。まぁ、どこに行ってもこの課題は共通していると思いますが。コミュニティマネージャーのパシフィックさんに30分ほどお時間を頂いたのですが、お話を聞いていて、「金策」が難しそうだな、と言う印象を受けました。白板を使って図示してもらった説明によると、

「彼らはアイデアはあるんだよ」

「ただ、スモールスタートする場合の数十万・数百万を得る1stStepで躓いてしまうんだ」

とのこと。いわゆるシード期のスタートアップ企業が直面する問題かと思いますが、収益性がある程度見込めるステージに行くまでが大変なようです。課題としては、

・VCなどの存在が少ない

・市場からの注目度がまだ低い(ルワンダと言う国が)

・ビジネス経験の豊富な人材が少ない(アドバイザーの欠如)

などなど。

特に3点目は大きいのかな、と思います。竹田さんのブログにも記載されている通り、ある程度のスタートアップ企業が輩出されているようですが、実態はそこまで凄い事業かと言うとそうでもないようです。どちらかと言うと、先進国の真似事のようなビジネスモデルで、今のマーケットを見ずに紋切り型に当て込んでしまっているだけのもの。

なので、上手く収益が出ないし、事業が軌道に乗るのは望み薄な気はします。こういった問題の根本は、やはり「ビジネス経験」です。事業を起ち上げるにあたって、そこにはいくつかの壁が存在します。それは机上で考えてるだけでは出てこない課題で、実際にビジネスを進めていかないと分からないものばかりです。日本でも同様ですが、こうして出てきた壁を一つ一つ潰して行き、PDCAを回して行く事が非常に重要です。しかし、こうした壁にぶつかって四苦八苦しながら乗り越えて来た経験をしている人材が周りに少ない。


何度も同じ結論に至りますが、やはり『挑戦者の母数を増やす』ことがとても重要な要素になりそうです。

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