やっぱりどう考えても人生って1度きり
僕がリスク200%の中で周りの反対も聞かずに退職してアフリカに飛び出した理由の一番大きな部分はこれです。よくある話で、「明日死んだらどうする?」的な前田太尊ばりの発言があると思いますが、あまり現実味がありません。
大尊はプロ資格が剥奪されてもいいからヒロトの仇をとりに行こうとしました。でも、多くの人は明日も明後日もずっと生きて普通に生活しています。
3.11のような大災害も確率的にはもの凄く低いと思います。
ただ、「1年後(もしくは数年後)に、『あなたはガンで余命半年です』と宣告される未来」はある程度起こり得る事ではないでしょうか。草彅くんがドラマ「僕の生きる道」の中で演じていたような世界です。その時に、僕はこんな悲しい顔をしてカップラーメンを食べていたくない、と思ってしまいました。
実際、アフリカに来るきっかけの一つに、知人でガンを患った方がいらっしゃいました。(その方は今もご存命で、精力的に講演活動などをされていらっしゃいますが)
そうした時に、宣告された後に闘病しながら出来る事はもの凄く限られていると思います。そう考えると僕は居ても立っても居られなくなりました。
「仮に1年後に病死宣告を受けるなら、今のうちにやりたい事に挑戦しておこう」と、なんとも単純でアホな選択ですが、そんな感じです。
退職・アフリカと言うのはあまりに突飛な選択肢かもしれませんが、上記のような想定で今後の1年間を考えるならば、どんな人でも確実に少しは人生観が変わっていくのではないでしょうか。
寿命の話に関して言うと、
「5歳児以下の死亡率が格段に高い」と良く言われる途上国ですが、そう考えると、僕は既に6倍も長生きしており大往生なわけです。ナメック星の最長老もビックリです。早くデンデに次の時代を引き継がなくてはいけません。
今後の「老後(今僕は既に老後の人生)」は誰かの役に立って自分の人生を全うしたい、と考えるのは自然の流れでした。「1年後やってくる半年間の闘病生活中に後悔しないように、今元気なうちに可能性を拡げておこう」みたいな。少なくとも僕はそう考えて、あと何年の寿命か分かりませんが、自分が本当にしたいと思うことをまずしてみよう、と決意しました。なんか誤解を招きそうな変な文章になっちゃいましたが、気持ちの流れとしてはそんな経緯だと言うことで。
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