意外な取り組み
最近は国連(UN)系の機関とも提携の話を模索する日々なのですが、WFP(世界食糧計画)で面白い取り組みがありました。
弊社(日本植物燃料)ではモザンビークの農村部における電子マネープロジェクトや、国連機関への電子システムの提供などが事業の柱の一つとなっていますが、似たような事例がWFPでもあったのです。
http://documents.wfp.org/stellent/groups/public/documents/communications/wfp264995.pdf
避難民に「食糧カード(電子)」を配布して、彼らが交換所に持っていくと色々な物資(油、米、砂糖など)に代えてもらえる、というものです。
また別件で、かなり先進的な取り組みとして面白いな、と思ったのですが、Biometrics(生体認証)やブロックチェーン技術が既に採用され初めていることに驚きました。実施されている国はシリアとか中東の方なので、なるほどという感じではありますが。
*Biometrics Project in Kenya(fingerprints)
http://documents.wfp.org/stellent/groups/public/documents/resources/wfp271054.pdf
*Biometrics Project in Jordan(iris scan)
https://www.wfp.org/news/news-release/wfp-introduces-innovative-iris-scan-technology-provide-food-assistance-syrian-refu
*blockchain technology in Syria
https://www.wfp.org/news/news-release/blockchain-against-hunger-harnessing-technology-support-syrian-refugees
https://qz.com/1118743/world-food-programmes-ethereum-based-blockchain-for-syrian-refugees-in-jordan/
http://innovation.wfp.org/project/building-blocks
ネガティブな意味ではないですが、国連系の組織って技術に疎いイメージがあったので、こういった事例がある事自体に驚きました。今の時代の流れの必然として、テクノロジーを取り入れるのは必須だと思っているので、こうした文脈でプロジェクトに関われる日が来るといいなと思っています。
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