深セン旅(交通編)

移動周りも大変おもしろかったです。やはり、現地に行ったら現地の方が使い倒している交通手段を使うのが一番ですね。安いし。


私が深センの現地で使ったのは主に3パターン。

●Mobike

●深セン通(地下鉄)

●路面バス

の3つです。まずは価格面で言うと、

●Mobike

最初の30分は1.5元(約23円)、その後は30分ごとに1元(15円)が追加請求。

●深セン通

1駅でおよそ2~3元(約37.5円)、駅の移動が多いほど値段が増えていく形。

●路面バス

一律で3元。ただし、ある路線に乗り換えた際に、「行き先はどこだ?」と社内添乗員のおばちゃんに聞かれ、

「◯◯駅までだ」と答えると、自分のAlipayQRコードをスキャンされたため、バスも、駅の遠近によって値段が変わるのかも。

ちなみに、上記の際は12駅ほど(約30分)乗っていても3元だったため、相当安いです。

超遠方へはやく行きたい場合は深セン通(地下鉄)、景色見ながらゆっくり安く行きたい場合は路面バス。

駅に着いたあとは良さげなMobike見つけて駅周辺を30分くらい散策、のコンボがコスパ的にも満足度的にも最強だと思います。

Mobikeについては、事前に日本でダウンロードしてアクティベートまで出来ちゃいます。自分は滞在3日間の間で20回くらい乗ってました。皆さんもハマると思います。お勧め。


以下、フォトログ。まずはMobikeから。

サービスの案内画面です。上記で触れた料金体系などが記載されてます。

自分の現在位置付近の利用可能なMobikeがマッピング。駅周辺なんかや都心部ではどこにあるか気にしなくても困らないくらいたくさんの自転車があります。

トータルでMobikeをどれくらい利用してるかのサマリーも計算してくれています。

Mobikeの利用が終わると毎回「Satisfied」か「Unsatisfied」の2択を迫られます。

「Satisfied」を選択したあとにその詳細の理由は何だったかを聞かれる画面。別に何も選択せずに「Submit」しても完了は出来ちゃいます。

「Unsatisfied」の場合の詳細理由。「Satisfied」のときより具体的でより多くの選択肢が用意されています。バイクシェアエコのサービスでどの点を気にしているかが垣間見えます。

「Bike defect」と言った形で、バイクの細かい点でどこが故障していたかリポートすることもできます。肌感覚ですが、20回ほど乗った中では、ペダルとハンドルバーの故障(違和感)が圧倒的に多かったです。

「Vioration Report」といった報告形態も用意されています。どこまで見ていて実際の運営に反映されているかは不明ですが。

Mobikeでびっくりしたのは、朝方に上記写真のような業者がトラックで1台1台パーキングエリアにキレイに並べている姿です。夕方頃は歩道は乱雑に置かれた自転車でごった返してるんですが、それが朝時点ではキレイになくなっており、パーキングエリアに整然と並べている姿からは、本気度が伺えます。まぁ、彼らのオフィスのお膝元だから、という事もあるかもしれませんが。

逆にofoは手入れがされていないのか、どこでもカオスな状態が目立ちました。(手前の黄色がofo、奥のオレンジがMobike)街中のシェアで見ても、ほぼ7~8割くらいがMobike?肌感覚すぎるし深センだけの目線で恐縮ですが。


以下からは脱線ですが、Mobike乗ってて面白いなーと感じた個人的なメモです。

乗った距離や消費カロリー数なんかも面白いですが、CO2の輩出抑制に寄与しましたよ、っていう表記があるのは興味深かったです。(上記の葉っぱのマーク220グラム)

中国のGDP成長率と環境汚染度が比例関係にあり、国連でも問題として提唱されているので、Tencent/Alibabaあたりはそのあたりの意識づけもし始めている現れでしょうか。

ちなみに、どんな所に乗り捨てても良い訳ではなく、停車しては行けない場所、所定の位置、などが決まっています。ちゃんとしたパーキングエリアに止めると上記のように褒めてくれます。今は特段影響無さそうですが、このパーキングエリアへの意識もある無しでスコアに影響が出る→みんな守ろうとする→企業が手を下さずしてエコシステムが成り立つ、という好事例になりそう。

後輪についた鍵のQRコードを読み込んでUnlockするのがこのサービスの肝なのですが、当然、中には鍵が故障している自転車も出てきます。その際は、上記のように「Lock Stuck」の自転車の不備として、請求なしの太っ腹対応です。

めちゃくちゃ脱線しますが、自分が乗ろうとした際に、上記のようなシールをひたすらMobikeのカゴに貼るおばちゃんが居ました。中国語で分からなかったのですが、こういうバイト(仕事?)が成り立つほどに普及しているのだな、と感心した次第です。


ここからは深セン通(地下鉄)のフォトログです。

日本で言うSuicaのようなもので、地下鉄と都心内の路面バスを乗れます。カードのデザインは何パターンか用意されており、アニメがほとんどだった気が。自分はドラえもんを選択しました。150元(約2250円)を払って、50元はデポジット。

裏面はこんな感じで9種類の地下鉄路線図が描かれています。

地下鉄駅構内の上記のような機械で購入可能です。チャージも出来ます。

入る際にカードをかざすと、現在のデポジット金額が表示されます。Suicaと一緒ですね。

出る時は掛かった費用と残額が表示される。

上記のようなサイト(?)が用意されており、デポジットの履歴も確認出来ます。

地下鉄の駅すべてがそうだったのですが、上記のように鉄柵のゲートが用意されて、荷物検査が必ず行われていました。ペットボトルなどの水分が含まれたものは別途検査をされるほどの厳重さです。


以下は脱線。

駅内の様子。すべてガラス張りのドアが用意されており、路線に落ちるリスクはゼロ。日本と同様に女性専用車両の配慮もあります。

こちらは洗濯剤の広告。ちょっと写真からだと分かりづらいですが、この会社の商品の広告が車内全てにあります。ラッピング広告などの概念もあるようで、まぁ普通に考えてそりゃそうだよな、と思った次第です。また、基本的に全てにQRコードが着いており、深センぽいなぁ、と実感した瞬間でもあります。

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