農業のポテンシャル
期せずして農業に興味を持ち始めている自分ですが、そのポテンシャルはやはりアチラコチラで感じずにはいられません。
今はモザンビークに移動してきていますが、とある現地の地主のような方に同行させて頂いたところ、持て余している土地がふんだんにある事が分かりました。彼の場合は、かなり前からこの地に滞在しており、土地の値段が安かった頃に500ヘクタール(1ヘクタールは100m×100m)ほどを買い上げたそうです。ただ、その土地が未だ手付かずで、しかも1人で手をつけるには広大過ぎるので、どこからどうしたら良いやら見当が付かずに、今の今まで来てしまったのだとか。
また、別の方から聞いた話で、政府から持て余している土地のプロジェクト募集が掛かっていると言う話も聞きました。どういう事かと言うと、政府が処理しきれてない土地に対して、コンペのようなものを開催して、一番良いプロジェクトを発案した人間がその土地でプロジェクトを実行出来るというものです。
その時の公募された土地の広さは実に2000ヘクタール以上で、規模の大きさに圧倒されました。もちろん、アメリカとかの大農園ではもっと大きな土地のやり取りがされているのでしょうが、アフリカでは2000ヘクタールと言えばとても大きな土地です。
アフリカでは未開農地が50%とも60%とも言われていますが、こうした活用仕切れてない土地は非常にチャンスです。
反面、水の問題(灌漑設備が無かったり、雨季と乾季のバランスの問題だったり)やら労働力の問題やら、気象条件(エルニーニョ現象など)など左右されやすいのも事実ですが、ポテンシャルは今後も十分に広がっている領域だと思います。
AgriTechのようなテクノロジー領域との融合も、こうした課題を解決してくれる一助を果たしてくれると思いますし、個人的にはとてもワクワクする領域です。
蛇足になりますが、日本人の「農業労働力に関する統計」が農林水産省から出されていました。年々減少の一途を辿っている訳ですが、マーケットのプレイヤーが少なくなるということは逆に言えばチャンスだと思います。今後新たなプレイヤーがどんどん出てきてくれると面白いんですけどね。(まずは自分がそうなれるように頑張ります)
http://www.maff.go.jp/j/tokei/sihyo/data/08.html
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/sosyutu/sosyutu/aisystem/aisystem.html
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