やられました
アフリカに来て約5ヶ月ほど経過しますが、遂に強盗に遭ってしまいました。ナイフを持っていたので割りと激しめのやつです。(腕のあたりを少し刺されました)
今は南アのブルームフォンテンにいます。ヨハネスブルグではそこまで危険な目に遭わなかったのですが、なぜかマニアックなこの都市で被害に遭ってしまいました。
鉄道駅からすぐそばの少し薄暗い道だったのですが、14時頃だったので日中でしたし、通行人もけっこう周りにいたので、白昼堂々という形です。
ちなみに、これは2日前の出来事です。
二人組の黒人男性に後ろから近づかれ、1人には羽交い締めにされ、もう一人はナイフを見せつけて怒鳴り散らして来ました。「phone! phone!」「money! money!」と、凄くシンプルな要求です。すぐに渡さなかったので脅しの意味でなのか、ナイフで刺してきました。
所持していたiPhoneと現金1万円ほどを強奪され、そのまま歩き去って行きました。
ネットインフラがなくなる怖さは痛感していたので、なんとかiPhoneだけでも走って取り戻しに行こうか一瞬迷いましたが、南米の銃殺の件などもあったので、追いかける選択肢はなくしました。
iPhoneは1年ほど前に購入の6sなので、被害額の総額で言えば7~8万円ほどでしょうか。まぁとにかく命があるし、腕の刺し傷も軽い程度なので良かったと安心することにします。iPhoneが凄く悔やまれますが。。
今回は僕にも落ち度があるとは感じています。
この旅では一貫して、「旅のレベルで出来る範囲内で最大限の行動をしよう」と決めていたので、いわゆるネットで書かれているような危険な所にも行っていましたし、日中は出来るだけ歩き回って土地勘を得ようとして来ました。危ないと言われるローカルバスにも今までガンガン乗ってましたし、スラムのエリアにもマーケットを覗きに行ったりもしています。
また、今まで約5ヶ月で9カ国を無事に過ごして来たので、「アフリカ危険じゃないじゃん。ネットの情報ってやっぱ都市伝説なんじゃん」と思ってもいて、多少緩んでいたとも思います。
ただ、悔し紛れではありますが、僕の中では今回の件は「良い線引」になりました。
今後アフリカなど途上国で生活する上で、どこまでがセーフでどこからがアウト、どこらへんがグレーゾーンなのか、この強盗に遭うことで身をもって体験できました。
日本にいるアフリカ経験者の話を聞いていると、「最初から怪しい所には近づかない」と言う意見が大勢ですが、それだと本当の部分は見えてきませんし、ただの思考停止状態でしかないと感じていました。実際に、自分の身で線引してラインを明確にしなければ、いつまで経ってもどこに行っても肝心な所で踏み込む事が出来ないでしょうし。
と、纏めましたが、結局iPhoneは盗まれたまま、電話もネットも無い状態でしたので、当日その足でMTNのショップへ行きiPhoneを再購入。なんだかんだ10万円ほどの端末代を負担するハメになってしまい、今は相当落ち込んでいますが。。
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