なんで農業(AgriTech)なのか?
全ての国を陸路で周り、時には3日間(75時間)もバスにすし詰め状態になりながら移動して来ましたが、拘りとしてあったのは、
・地方のエリアを移動しながら自分の目で観てみたかった
・国の違いを肌で感じたかった
などがあります。(単に移動手段として安い、という安易な考えもありますが)
空路を使えばあっと言う間ですが、それだと各国のローカルエリアなどの生活感や彼らの表情は見えて来ません。サモサの中身が地域によって違ったり、移動バスの休憩中に群がってくる物売りの人たちが売ってる商品の違いとかは感じ取れません。
やはり「自分の目で見る」と言うのは凄く重要な作業だと思います。耳をすませばで誠司くんがイタリアのクレモーナへバイオリン作りを学びに行った時のセリフがまさにそれです。
「見ると聞くとじゃ大違いさ。でも俺はやるよ。」そんな心境です。
そして、この過程でやはり目につくのは、都心部を離れて延々と広大に拡がる土地です。アフリカ大陸における未開農地は50%とも60%とも言われています。農業就労人口の比率については、国民の70~80%と言う国もあるようです。
また、世界の問題に目を向けてみれば、石油枯渇などのエネルギー問題もありますが、数十年後のアフリカを中心とした人口爆発に起因する食糧問題もあると思います。
取り扱うパイの大きさから考えると、最適解は自ずと「いかに農業で効率的な成果を出すか」と言う点に目が向いて行きました。
また、自分としてはテクノロジーの進歩にワクワクする人間でもありますし、間違いなく今の農業はIoTやAIなどの技術利用で進化できると思っています。なのでAgriTechの領域は今めちゃくちゃ興味があります。
※次記事
0コメント